祖母とその周りの人々
Bさんの体験談
祖母がお世話になった病院や介護施設で働く人のお話をきっかけに介護職へと転職したBさんの体験談を伺いました。以下はご本人の体験談です。
目指したきっかけは?
僕が介護士を目指し始めたのはだいぶ遅い方だと思います。高校を卒業してからは特にやりたいと思う仕事もなく、なんとなく簿記専門学校へ進学しました。そこで簿記の資格を取得したのですが、特に資格を活かすこともなく一般のサラリーマンとして営業職をしていました。勤務してから7年ほど経ったころに、祖母の具合が悪くなってお世話になっている病院や介護施設にお見舞いに行きました。
そこでお世話してくれている人たちと関わる機会があって、そこで話を聞いているうちに、こんな仕事もあるのかと思ったことがきっかけです。祖母が大好きだったので、楽しく高齢者の人たちと関われる仕事をできたら良いなと思うようになりました。
働くようになるまでは?
僕の場合は転職に動き始める時には30歳を超えていました。資格も持っていなかったので、まずは資格を取得したいと思い、専門学校に通うことを考えました。そして専門学校に入学して、介護福祉士の資格を取得して無事に卒業しました。資格を持って就職活動を始めることができたのは、今考えれば良かったと思っています。
就職活動については、実習先で経験した特別養護老人ホームやデイサービスなどを就職先として決めかねていたところ、専門学校の先生から老人ホームをすすめられました。結果的に先生にすすめられたその老人ホームが介護職として働き始めた最初の職場になりました。
実際に働いた感想は?
実習での経験から、最初はとにかくバタバタして慣れるまでは大変だろうと思っていました。でも、僕が働いたところは利用者さんとゆっくり関わる時間があったので意外にもその心配は杞憂に終わりました。人員も充実している職場だったので、入浴介助や食事介助にかけられる時間がきっと他よりも長いと思います。なので働き始めから1人1人に時間をかけて対応できましたし、先輩たちからの指導も丁寧にしてもらえました。働き始めとしてはだいぶ楽させてもらった方なんじゃないかなと思っています。
やりがいを感じるところは?
現在はレクリエーションの運営に関する仕事が多く、企画の提案が通る瞬間にとてもやりがいを感じています。どうすれば利用者さんが喜んでもらえるのかを考えて、その考えが施設の人に「これなら楽しんでもらえる」と認めてもらえた瞬間なので。そして実際にレクリエーションを開催して、利用者さんの楽しむ姿を見るとさらに充実感を感じます。この仕事に巡り合わせてくれた祖母に感謝しています。
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