小さいころのボランティア体験
Aさんの体験談
小学生のころの体験が介護職として現在も働くことにつながっているAさんに、目指したきっかけと仕事の体験談を伺いました。以下はご本人の体験談です。
目指したきっかけは?
私が介護職を目指したきっかけは小学生のころのボランティア体験です。もともと介護職に興味を持っていたので、介護のボランティアへ参加しました。そして嫌な顔ひとつせず排泄介助を行っていた職員さんに対して「(排泄物を処理する行為が)平気なんですか?」と聞いたんです。するとその職員さんが「慣れたら気にならないよ」と爽やかに答えてくれて、この姿に憧れて介護職に就きたいなと考えるようになりました。なので私が介護職を目指したきっかけは、この職員さんの回答だったと思います。でも、ずっと介護職一筋ではありませんでしたね。
他に目指した職業は?
小学生のボランティア体験から介護職への興味を持っていましたが、中学生のころは保育士にも憧れを持っていました。その思いから保育士の職場体験へ行ったことがあったのですが、その職場体験で多くの子どもたちを一度に相手するより、1対1で向き合う方が喜びを感じそうだなって思ったんです。それからは介護職になろうと決めていました。
介護職までの道のりは?
保育士の職場体験に行ったことが、かえって介護職への道を歩みたいと強く感じさせてくれたので、高校卒業後の進路を選ぶときに迷いはほとんどなかったです。介護の勉強をしようと決心をして、介護職の勉強ができて資格も取得できる専門学校に進路を決めました。
専門学校に進学してからの勉強や実習などでは辛いことも経験しましたね。実習先は比較的厳しい職場だったので、目指すことを諦めようかと思ったこともあります。でも、そんな時は小学生のころに憧れた職員さんを思い出したりして、それが支えになっていました。なので専門学校を無事卒業できたのも、小学生のころのボランティア経験のおかげと感謝しています。
仕事の体験談
私は運よく人間関係に恵まれた職場で働き始めることができましたので、とても楽しい思い出ばかりですね。体力的には辛いことももちろんありましたけど、それでも周りのスタッフに支えられながら良好な人間関係が築けていたと思います。仕事の愚痴も聞いてくれる先輩たちが多かったので、精神的にもとても支えられていました。
介護職のやりがいや魅力についても最初の職場で教わりました。利用者さんが心を開いてくれたと感じる瞬間が、私にとっては一番のやりがいだと感じています。そして、介護を通して人生の先輩たちから様々なことを勉強させてもらえるのも、介護の大きな魅力だなと感じます。
女性におすすめの記事
介護職の仕事を長く続けるためには、女性同士の人間関係を良好にするコツを押さえておくべきです。女性の割合がとても高い職場なので、このコツさえ押さえておけば人間関係に困ることはなくなるはずです。