需要が高い業界

高齢化社会の進む日本において、介護業界はとても大きな役割を担っています。多くの人に必要とされており、需要も急増している仕事です。需要が高まっていることから、人手を増やすことや定着率を高める目的で、給与を含めた待遇をもっと良くしていこうとする動きがあります。そして介護の需要は将来的にもっと伸びていくことが予想されているので、現状の介護職の増加率では間に合わないと懸念されています。これほど需要が高まっている業界は、介護業界をおいて他にはほとんど存在していないほどです。

需要が高い業界

介護職の需要について

では現在に至るまで、介護職の需要がどこまで伸びているのかという点からご説明します。2000年に介護保険制度が開始され、要介護認定を受けているか否かに関わらず、40歳以上のすべての人から介護保険料が徴収されるようになりました。介護保険料は介護を必要とする人が、介護サービスを受けるための費用を負担する財源です。この制度が開始されてから15年間に介護の仕事をする人は120万人も増えています。つまり、15年間で少なくとも120万人もの介護職の需要が増えたということです。

介護を必要とする人の数

介護職の需要が増えている要因は、当然介護を必要とする人が増えているからに違いありません。この介護を必要とする人は2000年から2015年にかけて約350万人増加しています。この数字はあくまでも介護を必要とする人が「増えた」人数ですので、2015年で介護を必要とする人の合計は、約570万人です。
これだけの人が介護を必要としている時代がすでに来ています。そして、これからは人口の多い団塊の世代が後期高齢者となる2025年を控えています。そのことを考えると介護の需要はまだまだ伸びていくことが予想されます。

将来性のある職種

2015年から団塊の世代が後期高齢者を迎える2025年には、現状の介護職に加えて約70万人もの人手が必要とされています。2015年からの10年間で70万人もの介護職の需要があるということです。この数字は先述の通り、現在の増加率では到底追いつくことが難しいと予想されています。
だからこそ、介護職は日本でも有数の将来性がある職種であり、これから来る介護職の人手不足に向けて、待遇の改善はもっと進んでいくことが予想できます。介護ロボットなどの開発が進んでいますが、介護の仕事にはあくまでも人間が必要不可欠です。利用者さんの心に寄り添う仕事は介護ロボットにはできません。そのため補助的な役割として期待されてはいますが、人が行う介護職の需要はなくなりません。

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