ストレスへの対処法
過剰なストレスは大敵
介護職は人と関わる仕事なので、対人関係のストレスは切っても切れない悩みです。時と場合によっては利用者さんやそのご家族がストレスの原因になってしまうこともあります。ストレスが溜まってしまっている状態では、利用者さんに対する介護ケアも決して良いものにはなりません。仕事を続けるために、ストレスへの上手な対処法を知っておきましょう。
受け取り方で軽減させる
同じストレスとなる事象を体験しても、実際にかかる負荷の大きさは人によって異なります。例えば誰かから同じ嫌味を言われても、大きなストレスになる人もいれば、あまり気にならずそこまでのストレスを感じない人もいます。これは受け取り方の違いによって差が出ています。
ストレスをゼロにすることは難しいですが、受け取り方を変えてストレスを軽減させることはそこまで難しくありません。完璧を求めすぎると、仕事が上手くいかないことに大きなストレスを感じます。忙しくてもう無理だとネガティブに考えることも大きなストレスになります。完璧じゃなくても十分だと考えることや、忙しくてもなんとかなると考えることで受けるストレスを軽減できます。
認知症をよく知る
介護職の仕事の中でも認知症介護にストレスを感じてしまう人は多いのではないでしょうか。利用者さんとコミュニケーションが取れないことに、妄想や暴言といった要素が重なると、ふと自分の無力さに苛まれてしまう場合があります。
このような状態にならないようにするためには、認知症という病気をよく理解することが大切です。なぜこうなっているのか、どう対処すべきなのかを学ぶことで対策を立てることができます。そして、よく知っていくと症状を理解できるようになるので、受け入れることができるようになり、自然とイライラしなくなります。
ゆっくりする時間を作る
身体的な疲れはそのまま精神面の疲れに直結します。少しオーバーワークかなと感じた時は素直にゆっくり休みましょう。身体を軽く動かすストレッチなどをしたり、お風呂にゆっくりと浸かったりすることで心身の疲れを取ることができます。
ストレスが全くないことも良くない
ストレスを溜め込みすぎることは良くありませんが、逆に全くない状態も実は良くありません。程よい緊張感があるからこそ集中力を高めることができ、意欲を持って仕事に取り組むことができます。この程よい緊張感は適度なストレスが生んでくれるものです。だからこそストレスをゼロにしようとするのではなく、多少のストレスならむしろ歓迎するくらいのポジティブな気持ちを持つと、かえって楽になることがあります。
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介護職の仕事を長く続けるためには、女性同士の人間関係を良好にするコツを押さえておくべきです。女性の割合がとても高い職場なので、このコツさえ押さえておけば人間関係に困ることはなくなるはずです。